⇨⇨⇨ すずめの日記  と 多肉写真

命とお肉の間

お昼に、職場のオーナーが飼ってる猪を一匹解体したと言って持ってきた半身。
皮は剥いであってもちろん内臓もとってあったけどでも。
血の滴る…骨付きな肉塊。
20キロはあるかなとか言ってたけどね。

そんな日の残業帰り際、着替えて終わろう思って休憩室に向かっていたらまだ点いてた厨房の明かり。
事態をすっかり忘れ、消し忘れかな?って覗いたら。
オーナーと調理師さんが肉塊を食べられるお肉へ加工中でした…

まぁ、その作業も終わりかけだったんで。
手伝ったことと言えば片付けだけだったんですけど…

血の滴った床を洗剤で流してブラシで擦って。
解体した台を拭いて消毒して。

袋に詰められた少し小さくなった肉塊をもう二枚袋を重ねて冷蔵庫へ…


あのね。
お肉ってさ…
冷たい固いイメージなんだよねやっぱり。
普通食材として冷やしてとってあるじゃない?

それが抱えると、生暖かく柔らかいの…

午前中に殺したばかりだからまだ捌いてると生暖かくて、と。
調理師さんも言ってたけどさ。


何だかその感覚がめちゃめちゃショックだったのです。


魚なら、巨大鰤とか尾頭付き一匹捌いて焼き魚とか刺身用に…って経験ありますが。
今朝捕った魚は捕った時点で冷たいじゃないですか。

それが、暖かいんだよ…
生きてたんだ、って(餌やりしたこともある猪でしたから、個体判別出来ちゃってるから余計かな)温もりが実感させるの。
柔らかさが、元から肉塊じゃないんだよって今朝まで動いてたんだよって実感させるの。


しばらく、その感触が腕から離れなかった。
今も生々しく思い出せる。


昨日帰って作ったのは、トリ君が大好きな三沢牛(ホントに地震後久しぶりに見かけて即買い…しかし牛は三沢に限るよ…)の牛丼。
スライスされた肉は冷たくて固くて。



でも。
あの温もりを。
どれだけ前かには持ってきたんだよなと、ふと思いながら。
調理して、いただきますと美味しく命をいただきました。

改めて、お肉は元々命だったんだなと。
感じた出来事だったのです。





今日の多肉写真。
星美人、今年も花芽を増産(前年比)して咲きまくるようです。

ふとした疑問。

こんなに花咲くのに、虫とか結構寄るのに、種は出来ないのかな?

種まきで増やすとか聞かないし…
うーん気になる調べてみるか☆