⇨⇨⇨ すずめの日記  と 多肉写真

献立表

事務所のデスクの上に、忙しさにかまけて約一年積み上げっぱなしだったパソコンで打ち出した予定献立表がありまして。
この連休でようやくファイリング出来ました。

日付を見ながら整頓してゆくと。
いつまでも涼しくならなくて、いつ冷たい麺類を切り上げようか悩んだ秋。
エアコンを極力使わず過ごした夏の献立。
計画停電に振り回された春、献立も振り回されたよなぁ…

そして、忘れてたメニュー。
3月11日夕食は、水餃子でした。

新しい午後の洗い物パートさんが入って二日目。
その人が出勤してきたのを音で聞きながら、手作り餃子は手間がかかるからデイサービスのおやつの用意と同時作業で作ってたっけ。
半分位作った辺りで、揺れ始めて。
昨日も揺れたから、昨日位の地震かなぁって話してたら。
異常な揺れが続いて、粉まみれの手のまま、ガスの元栓切って皆と外に飛び出した。
パートのおばさんが休憩室でどうしたらいいのか分からなくて戸惑ってたから、先ずは外に出てって引っ張り出して、カバンの携帯を取り出し握りしめた。
一度は外に出た調理場のおばさんが室内に戻ろうとするのを危ないから、今行っても何も出来ないからと外に引き留めて。
波打つ畑を見ながらトリ君にメールを打ったけど、手が震えて何度もやり直して。

東海?に、しては小さい?
じゃあどこが震源

揺れの割にはモノが落下しなかった、停電した厨房に戻って残りの餃子を作る調理師さん達を見ながら、いつ再開するか分からない電気にこれからの作業をどうするか考えながら…
ワンセグを開いたら、どこかで津波に流される車が一瞬だけ見えて。

入らない情報に沢山の疑問と不安を抱きながら。
まだまだこれから起こる何も、知らなかったあの日。


献立表は3月1日がラストでした。
この日は確かに。今はもう無い当たり前な日々があったんだよなぁ、と。
直接的被害は無いすずめの周囲なんですが…
献立表の時間を遡りながら、思ったのです。




今日の多肉写真。
夕日の中の福来玉達です。

徒長徒長を重ねてモヤシのようにひょろひょろだった草姿が、二年かけてここまで戻りました。

…太陽って、偉大だなぁ。
うん、しみじみ。