⇨⇨⇨ すずめの日記  と 多肉写真

サイレン

職場にて。
午後の洗い物が一段落して夕方の配食弁当の手伝いを始めようとしたころ。
響いたサイレン。

時計を見れば、あの時間。

忙しいからしてる間が無いとか言われながら、厨房の隅っこでそっと黙祷しました。


水餃子を作ってたっけ。
粉で真っ白な手のまま、おろおろするオバサンを厨房から引っ張り出して、その日午後が初出勤だったパートのオバサンをロッカー並ぶ更衣室から外に呼び出しながら、更衣室の机に置いていた携帯を掴んで施設外に出たっけ。
目の前の田んぼ、地平線が嘘みたいにうねって揺らいで見えたっけ。
揺れの中でトリ君に連絡する指先が震えてメール何度も失敗したっけ。


今日はあの日と同じ位の時間に帰路につきました。
あの日と同じような空が見えました。



大きな被害があった場所からこんなここは遠くなのに、あの日から沢山沢山変わってしまった日常。

それでも相変わらずな毎日を暮らしています。

いつか、あの日以前の『日常』が取り戻せるのかなぁ…
みんな、みんな、が。






今日の多肉写真。
多肉花壇の熊童子、もう大丈夫でしょう?この冬を越したって言って良いでしょう?

露地って、地面って凄い。
鉢植えじゃとうてい敵わない力をプランツ達に与えてる。

ぷくぷくの葉っぱを見てると、幸せになりますね☆